Legacy8080 購入者向けお知らせ No.3 2014年5月22日公開
Legacy8080エデュケーションモデル 新型ケース設計完了
ご購入者様へお届けするLegacy8080エデュケーションモデルの新型ケースの設計が完了しましたのでご案内いたします。
以下にご紹介する新型ケースでエデュケーションモデルの量産に入ります。
今までLegacy8080の試作ケースの製造を担当してきたケースメーカーが事情によりケースの量産を担当出来なくなりました。
そのため急遽別のケースメーカーに量産仕様の新型ケースの製造を注文いたしました。
新しくケース製造を担当するケースメーカーは最新の製造設備をもったしっかりとしたケース製造専門企業です。
今回ケース製造を担当するメーカーでは、3D-CADでケースの設計を行い、その設計データをLANで工作機械に転送して、そのままケース部品の製造を行える最新の製造設備を導入しています。これらの最新の設備にてエデュケーションモデルのケースを量産します。
エデュケーションモデルのケースと、エンタープライズモデルのラックマウント型ケースの両方の製造に着手いただいておりますが、先にエデュケーションモデルのケースの設計が完了しましたので以下にご紹介いたします。
エンタープライズモデルの新型ケースはエデュケーションモデルの次に設計完了する予定です。
エンタープライズモデルの進行状況はこのページの最後でご紹介しています。
「エデュケーションモデル」の新型ケース
従来のエデュケーションモデルのケースはリアパネル部分が上向きコノ字型にオープンで上部が開いていました。
新しいエデュケーションモデルのケースはリアパネル側がロノ字型に変更されてケース強度が高まり、インターフェース基板などを格納するプラグインシャーシーが2枚まで実装できるようになりました。
新しいエデュケーションモデルのケースでは、プラグインシャーシーが2枚まで実装できるようになりましたので、エンタープライズモデルのケースと同じ機能になりました。
プラグインシャーシーが2枚まで実装できるようになりましたので、バッテリーバックアップ用単三電池ボックスがプラグインシャーシーに格納する基板などにぶつかる可能性が出てきました。
そこで、バッテリーバックアップ用単三電池ボックスを電池交換が簡単な従来位置と、ぶつかりを避けるためにマイコンメイン基板の下側のいずれかに取り付けできるようにしました。
また、エデュケーションモデルのケースでも19インチEIAラックにマウントできる「ラックマウントブラケット」を取り付け可能にいたしました。「ラックマウントブラケット」取り付け用のネジ穴がエデュケーションモデルのケース側面に加工されています。
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。左手前がケースのリア方向になります。リアパネル側がロノ字型に補強されています。
リア側にエンタープライズモデルのケースと同じにプラグインシャーシーとリアパネルを取り付けることができるネジ穴があります。
写真右側がケース側面になります。側面にはラックマウントブラケットを取り付けることが出来るネジ穴を設けました。
写真はビープ用小型スピーカーとバッテリーバックアップ用単三電池ケースを取り付けたところです。
単三電池ケースの取り付け位置は電池交換が簡単なプラグインシャーシーの位置と邪魔にならないマイコンメイン基板の下のどちらかを選択して取り付けます。
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます。
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。手前がケースのリア方向になります。写真奥側がフロントパネル方向になります。
グリーンレジスト処理済みの販売用のマイコンメイン基板を取り付けた写真です。プラスチック足取り付けネジ穴部分には補強材が圧着されています。
単三電池ケースをプラグインシャーシーの位置と邪魔にならないマイコンメイン基板の下に取り付けています。
写真手前のリア側にはエンタープライズモデルのケースと同じにプラグインシャーシーとリアパネルを取り付けることができるネジ穴があります。
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます。
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。後方上方からの写真です。
写真下側がケースのリア方向になります。写真上側がフロントパネル方向になります。ケース上面には透明アクリル天板を固定するネジ穴があります。
グリーンレジスト処理済みの販売用のマイコンメイン基板を取り付けた写真です。
単三電池ケースをプラグインシャーシーの位置と邪魔にならないマイコンメイン基板の下に取り付けています。
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます。
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。正面からの写真です。
写真手前がケースのフロントパネル方向になります。写真奥側がリア方向になります。手前にはフロントパネルを固定するネジ穴があります。
マイコンメイン基板の下にはビープ用小型スピーカーが固定されています。
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます。
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。手前がケースのリア方向になります。写真奥側がフロントパネル方向になります。
写真手前のリア側にはエンタープライズモデルのケースと同じプラグインシャーシー2枚とユニバーサル基板を取り付けることができます。
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます。
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。手前がケースのリア方向になります。
リア側からプラグインシャーシー取り付け部分を拡大撮影した写真です。プラグインシャーシーとユニバーサルボードが見えています。
マイコンメイン基板のインターフェースコネクタも見えています。左から「MIDI-IN」、「MIDI-OUT」、「起動モード設定・CPU速度設定DIPスイッチ」、「PPI-0」、「PPI-1」の26ピンインターフェースコネクタです。
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます。
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。正面からの写真です。
写真手前がケースのフロントパネル方向になります。写真奥側がリア方向になります。
左奥にプラグインシャーシー取り付け部分が見えます。プラグインシャーシーとユニバーサルボードの固定には小型のL型金具を使用しています。
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます。
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。正面からのプラグインシャーシー取り付け部分を拡大した写真です。
プラグインシャーシーとユニバーサルボード付近のマイコンメイン基板には、汎用パラレルインターフェースLSI 82C55の「PPI-2」、「PPI-3」のコネクタ、アドレス拡張バスコネクタ、I/O拡張バスのコネクタが集中して配置されています。
プラグインシャーシーに取り付けられたインターフェース基板と拡張バスコネクタとの間が最短距離で配線出来るようになっています。
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。手前がケースのリア方向になります。写真奥側がフロントパネル方向になります。
写真手前のリア側にエンタープライズモデルのケースと同じリアパネルとプラグインシャーシー2枚とユニバーサル基板を取り付けた写真です。
リアパネルの窓穴の位置はエンタープライズモデルのケースに合わせてあるので、エデュケーションモデルのケースに取り付けると基板の位置が少し上に位置します。
リアパネルとプラグインシャーシーは、オプションパーツとして販売します。
写真はオプションの「透明アクリル天板」を乗せています。(載せただけでネジ留め固定はしていません)
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます。
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。手前がケースのリア方向になります。写真奥側がフロントパネル方向になります。
グリーンレジスト処理済みの販売用のマイコンメイン基板とコンソールパネル基板を取り付けた写真です。
マイコンメイン基板とコンソールパネル基板は写真のように2本の26ピンフラットケーブルで接続されます。
ケース内部左側の4ピンコネクタとケーブルはマイコンメイン基板とコンソールパネル基板をつなぐ電源ケーブルです。
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます。
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。後方上方からの写真です。
写真下側がケースのリア方向になります。写真上側がフロントパネル方向になります。ケース上面には透明アクリル天板を固定するネジ穴があります。
グリーンレジスト処理済みの販売用のマイコンメイン基板とコンソールパネル基板を取り付けた写真です。
コンソールパネル基板は2枚の基板で構成されていてケースの左右上下ギリギリの大きな基板です。コンソールパネル基板に複雑な回路と機能があることが解ります。
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます。
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。正面真上方向からの写真です。
写真手前がケースのフロントパネル方向になります。写真奥側がリア方向になります。
コンソールパネル基板が2枚の基板で構成されていているのが見えます。また、ケースの左右上下ギリギリの大きな基板であることも見えます。
コンソールパネル基板上のLEDやスイッチがフロントパネルの表側に出ている構造が見えます。コンソールパネル基板に複雑な構造があることが解ります。
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます。
Legacy8080量産仕様のエデュケーションモデル新型ケース。正面からの写真です。
フロントパネルを取り付けたところです。このフロントパネルの四隅の角はけが防止のために角を丸める加工処理が行われます。
エデュケーションモデルのケースの全ての角や鋭利な加工面は防止のために角を丸める加工処理が行われます。
写真の新型ケースは形状確認用の試作のため塗装していません。アルミパネルを除くケース部分は鋼板の地色です。商品版では「ライトグレー色」で塗装されます。
「エンタープライズモデル」の進行状況
「エンタープライズモデル」のケースも新しいケース製造会社にて量産に向けて設計を進めています。
以下の写真は3-D CADで「エンタープライズモデル」の新型ケースを設計している作業中の画面です。
新しいケース製造会社では、最新鋭の製造設備により3-D CADで設計された個々のケース部品の加工データがLANにより工作機械に転送されて自動的に金属加工が行われます。
「エンタープライズモデル」の新型ケースを設計している3-D CAD画面。
天板を外して内部が見えるようにしたところ。斜め後方から見ているのでパネルスイッチ補強板がフロントパネルの内側に取り付けられているのが見えます。
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「エンタープライズモデル」の新型ケースを設計している3-D CAD画面。
斜め正面から見たとろころ。パネルスイッチ補強板がフロントパネルの内側に取り付けられているのが見えます。
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「エンタープライズモデル」の新型ケースを設計している3-D CAD画面。
リア側のプラグインシャーシーと側板の加工状況を確認しているところ。
鋭利な角でけがをしないように角部分に綺麗な丸め処理が行われています。
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「エンタープライズモデル」の新型ケースを設計している3-D CAD画面。
フロントパネルとラックマウントブラケット部分の加工状況を確認しているところ。鋭利な角でけがをしないように角部分に綺麗な丸め処理が行われています。
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Legacy8080の製造がケースメーカーの諸事情で遅れておりましたが、新しいケースメーカーの協力で再設計を行いました。
これから新しい設計でケースの製造を開始いたします。
Legacy8080の出荷予定につきましてはご購入者様へご連絡いたしますのでお待ちいただきますようお願いいたします。
出荷予定が遅れますことをお詫びいたします。
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株式会社 技術少年出版