1975年に発売された伝説のマイコン「Altair8800」、「IMSAI8080」が復活!

8bitマイクロコンピュータ キット・完成品 Legacy8080

「ビル・ゲイツや2人のスティーブを目指そう!」 コンピュータ工学を基礎から学べる学習用マイコン
CP/M-80互換OS搭載、Z80上位互換CPU搭載、BASICインタプリタ・モニタ・デバッガ・アセンブラ・逆アセンブラ付属
株式会社 技術少年出版会社概要通信販売(特定商取引)に関するお知らせ
Maker Faire Tokyo 2013にて初披露しました。
Maker Faire Tokyo 2013にて初披露しました。
WindowsPCをコンソールターミナルとして利用します。
ミニコンスタイルを採用したエンタープライズモデル
エンタープライズモデルのリアパネルとプラグインシャーシー
各種レガシーインターフェースを搭載
エンタープライズモデルは3種類の天板カラーを選択できます
メタリックブルーのカラー天板を実装したエンタープライズモデル
エデュケーションモデルは学習・実験用とに適しています。
エレガントモデルはリビングや書斎にも似合います。
木製ケースはオーダー家具専門工房で1台づつ手作りしています。
艶のある美しいウォールナット材をケースに採用しました。
目に優しい眩しくないLEDを採用しました。
Z80上位互換CPU Z8S180を搭載
S-100バス基板84枚分の機能を1枚の基板に搭載
Legacy8080のコンソールパネル基板とスイッチ
小型で低価格なエントリーモデル登場
エントリーモデルは縦置きスタンドがオプションで用意されています。
エントリーモデルのセミキットは自分だけの1台を簡単に作れます。
A4ファイルサイズのエントリーモデルは本棚に収納できます。
Legacy8080組立工作室 体験ルームがご利用できます。

伝説のCPU 6502搭載 Legacy6502開発報告

Legacy8080 好評発売中

技術少年出版のWEBサイトへ訪問いただきありがとうございます。

1975年に世界初のマイコンとして発売された伝説のマイコン「Altair8800」の互換機として注目されたLegacy8080を好評発売中です。
Legacy8080は、40年前のマイコンを21世紀の技術で再設計したビンテージコンピュータです。これから40年後も変わりません。
Legacy8080は、オーナーと共に人生を歩めるように長寿命設計を心がけました。人生を通じてあなたのお供をします。

シンプルなZ80系CPUとコンパクトな CP/M互換OSを搭載したLegacy8080は、コンピュータシステムの全体像からハードウェアやソフトウェアの詳細までを理解し易く、コンピュータ工学の基礎を実体験として学ぶのに優れています。

手のひらに乗る大きさでも超巨大なシステムと化した現代のコンピュータシステムの全容を理解するのは難易度がとても高いです。
シンプル&コンパクトなマイコンを体験してコンピュータシステムの全容を理解するところから将来活躍する腕利き技術者が生まれることを願ってLegacy8080が生まれました。

Legacy8080はCP/M互換OSを搭載しているので、偉大な先駆者達が残した著名なプログラムを動かすことができます。
BASIC インタプリタやコンパイラ、Cコンパイラ、FORTRAN、COBOL、PL/I、PASCAL、マクロアセンブラ、TINY BASIC、VTLなどを体験して、中身を分析したり改造したりして学習することができます。Legacy8080のCP/M互換OS自体を改造することも、自分で新しいOSを作ることも自由にできます。偉大なプログラマーの第一歩はシステムへのハッキングから始まります。

Legacy8080で8bitマイコンの豊かで楽しい世界を是非体験してください。

Legacy8080の発売の詳しい説明や注文方法は、「Legacy8080 のご説明とご注文はこちらから」をご覧願います。

ご好評にお答えするために、2018年8月よりLegacy8080の在庫販売を開始しました。
今までは受注生産方式のため、ご注文をいただいてから長期間お待たせすることがありました。
2018年8月より、ご注文後、直ぐにお届けできるようにLegacy8080の在庫品をご用意して販売いたします。
お支払方法も注文時に前払いではなく、代金引換便の利用により安心してご購入いただけるようになります。
Legacy8080の在庫販売の詳細は今後のアナウンスをお待ち願います。

Legacy8080 プラチナモデル「オーム社 ヤフーショップ」サイトにて販売開始

日本で最も歴史があるエレクトロニクス系の大手出版社である「オーム社」(1914年 大正3年創業)が運営する「オーム社ヤフーショップ」サイトにて、Legacy8080 プラチナモデル本体と、オプション製品の販売を2018年12月12日から開始しました。

「オーム社ヤフーショップ」サイト
https://store.shopping.yahoo.co.jp/y-ohmsha/

「オーム社ヤフーショップ」サイトでは、クレジットカード決済が利用でき、1回払い、リボ払いから、最長 20回までの分割払いを選択できます。
20回分割払いにより、Legacy8080を月々7千円台から8千円台というお求め易い支払方法で購入できるようになりました。
ヤフーショップで高額商品を購入すると「Tポイント」が桁違いにたくさん付くメリットもありますので、是非ご利用願います。
商品在庫をご用意しておりますので、早めにご注文いただくと、クリスマスや正月休みまでにLegacy8080をお届けできます。
終戦直後に神田周辺にラジオ部品を売る露天商が集まり、それが秋葉原電気街に発展しました。ラジオ部品を求める人達が神田周辺に集まったのは、無線技術の専門書を扱うオーム社が神田錦町に在ったのも理由の一つです。
8bitマイコンの解説書を今でも取り扱っているオーム社の新しい取り組みに皆様の応援をお願いいたします。

新モデル「Legacy8080 プラチナモデル」のご紹介

「Legacy8080 プラチナモデル」は、今までの1台ずつの手作りではなく量産体制による製造を行い、ケース部分をコストダウンしてお求めし易い価格を実現しました。
「Legacy8080 プラチナモデル」の内部基板とシステムソフトは従来モデルと同じですので、完全な互換性があります。
「Legacy8080 プラチナモデル」の外観は従来のエンタープライズモデルと同じですが以下の部分が異なります。

以上の点を工夫して低価格モデルを実現しました。
また、「Legacy8080 プラチナモデル」の発売に合わせて、新しいキースイッチを用意しました。
「IMSAI・トリビュート・デザイン・スイッチ」です。
歴史的マイコン「IMSAI8080」と同じ赤色と青色のキースイッチがビンテージ感を高めます。
単に色が変わっただけでなく、金接点を採用した高信頼スイッチです。このスイッチは従来モデルにも組み合わせできます。
従来からある白色とグレー色のキースイッチは、「ヘリテージ・デザイン・スイッチ」して選択できます。

Legacy8080 プラチナモデルに赤青カラーの「IMSAI・トリビュート・デザイン・スイッチ」を組み合わせた例

Legacy8080 プラチナモデルに赤青カラーの「IMSAI・トリビュート・デザイン・スイッチ」を組み合わせた例。憧れのIMSAI8080のイメージが重なります。
赤青スイッチは金接点を使用した高信頼品です。ラックマウントブラケットはオプションです。

Legacy8080 プラチナモデルのフロントパネルとリアパネルの表示は、特殊なインクジェ
ットで印刷されています

Legacy8080 プラチナモデルのフロントパネルとリアパネルの表示は、特殊なインクジェットで印刷されています。ラックマウントブラケットとコの字型の取っ手はキースイッチの保護用として取り付けています。キースイッチは突起しているので保護対策をお勧めします。

Legacy8080 プラチナモデルの天板は、美しいヘアライン加工が施されたアルミ板にアル
マイトメッキ処理を行っています

Legacy8080 プラチナモデルの天板は、美しいヘアライン加工が施されたアルミ板にアルマイトメッキ処理を行っています。ケース全体がプラチナカラーで仕上げられています。塗装天板の選択はできません。ラックマウントブラケットはオプションです。

特殊なインクジェットで印刷されたLegacy8080 プラチナモデルのリアパネル

特殊なインクジェットで印刷されたLegacy8080 プラチナモデルのリアパネル。
事前にアルマイトメッキされたヘアライン仕上げのアルミ材を加工して製作しています。ケース全体がプラチナカラーで仕上げられています。ラックマウントブラケットはオプションです。

「Legacy8080 プラチナモデル」は、エレクトロニクス系の大手出版社である「オーム社」のECサイト「オーム社ヤフーショップ」にて、発売しております。
「オーム社ヤフーショップ」サイトでは、クレジットカード決済が利用でき、1回払い、リボ払いから、最長 20回までの分割払いを選択できます。
20回分割払いにより、Legacy8080を月々7千円台から8千円台というお求め易い支払方法で購入できるようになりました。
ヤフーショップで高額商品を購入すると「Tポイント」が桁違いにたくさん付くメリットもありますので、是非ご利用願います。

「オーム社ヤフーショップ」サイト
https://store.shopping.yahoo.co.jp/y-ohmsha/

復刻版 マイコン解説書のご紹介

Legacy8080の在庫販売開始と同時に8bitマイコン時代の技術解説書の復刻版を発売します
Legacy8080に搭載しているザイログ社のCPU Z8S180 の原型となったHD64180やZ80の解説書です。
Z80系のCPUを搭載したLegacy8080を使いこなすための技術情報が豊富に記載されています。
現在では入手困難な約40年前の解説書の復刻版ですのでこの機会に是非入手されてください。
復刻版 マイコン解説書の発売予定は今後アナウンスします。

出版元であるオーム社から正式な許諾を得て復刻するオンデマンド印刷版の解説書です。
オリジナルはA5版ですがA4版に拡大しています。1.4倍の拡大で文字や図表が大変読み易くなっています。
この復刻版は書籍の形状ではありません。A4サイズの用紙に両面印刷されて綴じられていません。
利用するためには何らかのバインダーに綴じる必要があります。
4穴もしくは2穴のバインダーに収納できるよう全てのページに4個の穴がパンチされています。
Legacy8080のマニュアル・バインダー(4穴)に収納して綴じることができます。
Legacy8080のマニュアル・バインダーをお持ちで無い方は市販の「A4サイズ4穴バインダー」をご用意願います。
ERISシリーズにもA4サイズ4穴バインダーをオプションとしてご用意する予定です。
「A4サイズ4穴バインダー」は規格品ですので文具店などで市販されている商品が利用できます。
「A4サイズ2穴バインダー」に綴じることもできますが約200ページを安定して綴じるためには4穴バインダーを推奨します。

新シリーズ「8bitシングルボードマイコン ERISシリーズ」についてご説明いたします。

「マイコン革命40周年」と「月刊アスキー創刊40周年」記念企画です。
70年代の8bitマイコン黎明期に発売されたトレーニングマイコンと同等な機能を持ちます。
これらのマイコンは1979年の月刊アスキーに連載され人気があったマイコン自作記事「ELIS68の製作」の続編に当たります。

小規模構成ですので、アセンブラ(マシン語)やタイニーBASIC、GAME、TL/1などの簡易な言語を動かすのに適しています。
理解し易いシンプルなCPUアーキテクチャーでマシン語を学ぶことを目的としています。
小さい「箱庭」のようなシンプルな環境の中で『マイコン再入門』はいかがでしょうか。

「ERISシリーズ」は、オペレーティングシステム(OS)を搭載していません。アプリケーション・インターフェース(API)もありません。モニタプログラムやデバッガーもありません。開発ツールやライブラリもありません。アセンブラやプログラミング言語もありません。何も無い中で16進コードのマシン語プログラムをキーパネルから入力するところから始まります。

「ERISシリーズ」は、各CPUのアーキテクチャーやマシン語命令体系、アドレッシングモードを理解するところから利用を始めることになります。将来は、進歩的なユーザーが過去のソフト資産であるアセンブラや各種プログラミング言語を移植してくれることを期待して「ERISシリーズ」を日本でリリースいたします。

「ERISシリーズ」は、ターンキーで動くWindowsPCやMS-DOSパソコンとは完全に異なる世界です。1970年代にLSIを買い集めて手配線でマイコンを自作した「自作マイコン」時代や「TK-80」などの「シングルボードマイコン」時代のマイコンです。「無限の可能性」は有りますが本体だけでは何もできませんので十分に内容を検討されてからのご購入をお願いいたします。

「ERISシリーズ」の「ERIS」は。21世紀に入り太陽系で発見された準惑星の名称であり、ギリシャ神話の女神の名前です。
初期のミニコンやワークステーションの名前は、星の名前かギリシャ神話の女神の名前を付けるというのがお約束でしたので、レトロなマイコンにはピッタリの名前です。(月刊アスキー連載のマイコン製作記事は「ELIS68」で、今回の新シリーズの名称とは似ていますが少し異なります。(両方とも1970年に放送されたSFTV映画「謎の円盤 UFO」に出演した「エリス中尉」が元ネタです)

「ERISシリーズ」は、eBay等の海外通販で長年販売されてきた実績あるシングルボードマイコン製品の日本仕様品です。
開発元のご協力をいただき一部の仕様を日本仕様に変更しています。(日本語化ではありません。日本語表示機能はありません)

「ERISシリーズ」の共通仕様

「ERISシリーズ」のラインアップ(搭載CPUは互換CPUが搭載されている場合があります)

ERIS 6800:MC6802搭載 シングルボードマイコン
ERIS 6809:MC6809搭載 シングルボードマイコン
ERIS 68008:MC68008搭載 シングルボードマイコン (16bit CPUだがメモリバスが8bit仕様)
ERIS 6502:MCS6502搭載 シングルボードマイコン
ERIS 8080:i8080搭載 シングルボードマイコン
ERIS Z80:Z80搭載 シングルボードマイコン

発売予定:2019年春より順次発売 (日本語マニュアルが準備できた機種から順次発売予定)
予定価格:2万円台

ERISシリーズ 新着情報 (2017年09月16日 公開)

ERIS シリーズとして最初に発売するのはMC6802を搭載したERIS 6800です。
日本ではLCDキャラクターディスプレイを実装されるユーザーが多くなると思われますので簡易モニタプログラムにLCDキャラクターディスプレイ表示機能を追加しました。パワーオン起動時に以下の写真のようなメッセージをLCDキャラクターディスプレイに表示します。これによりLCDキャラクターディスプレイが正常に動作していることを知ることができます。これは日本仕様の独自機能です。

ERIS 6800
【写真: LCDキャラクターディスプレイを実装してパワーオン起動メッセージを表示したERIS 6800】

写真のLCDキャラクターディスプレイは、オプションとして発売するLCDキャラクターディスプレイの実物です。
16文字2行表示、青色バックライト、白文字表示、カタカナ文字フォント内臓、小型なので7セグLEDや40pinコネクタと干渉しません。
ERIS シリーズ基板本体へ取り付けるコネクタがハンダ付けされているのですぐに利用できます。
流通しているHD44780互換品は、カタカナフォント版ではなく欧州文字フォント版が多いのでオプションとしてご用意しました。
独自に用意される方はROM Codeを確認してください。(カタカナフォント版:ROM Code:A00、欧州文字フォント版:ROM Code:A02)
また、HD44780互換品の一部には、サイズが大きい基板があります。7セグLEDや40pinコネクタと干渉しますのでご注意願います。

ERISシリーズ 新着情報 (2017年11月22日 公開)

ERIS シリーズとして最初に発売するMC6802を搭載した「ERIS 6800」の発売準備を進めています。
海外通販版のマイコンボード製品と、日本国内で発売するERISシリーズでは一部仕様が異なりますので以下にご説明いたします。

ERIS 6800 キーパネル
【写真左:海外通販仕様の6800 マイコン製品】 【写真右:日本国内仕様のERIS 6800 に実装されるアクリル製キーパネルのデザイン 適度なクリック感が有る】

海外通販版のマイコンに実装されているキーパネルは厚紙にカラー印刷したものです。紙製なので長期間の耐久性がありませんのでERIS シリーズでは厚さ0.5 ㎜の透明アクリル板の裏側に写真のようなキーの機能説明を印刷したキーパネルを実装します。アクリル板なので丈夫で見た目も綺麗です。また、各キーの機能説明がアクリル板の裏側に印刷されているので長期間操作しても印刷が削れることもなく耐久性があります。

ERIS シリーズのキーパネルのデザインは70 年代に憧れだったプログラム電卓のキーをデザインモチーフとしています。このアクリル製のキーパネルを押すと、当時のプログラム電卓を思い出す気持ちの良いクリック感があります。海外通販版はキーパネルが紙製なのでクリック感が少ないです。「クリック感」が有る理由は、このパネル下にメカニカルスイッチが並んでいるためです。一見、タッチパネル方式のように見えますが「クリック感」が有るメカニカルスイッチ方式による入力です。

海外通販版のマイコンでは7 セグメントLED のフィルターに赤色テープを貼っています。ERIS シリーズでは厚さ2 ㎜の赤色のアクリル板を貼っていますので7 セグメントLED の輝きが綺麗です。赤色アクリル板の側面も鏡面仕上げです。

海外通販版のマイコンでは基板裏面の足としてスポンジクッションを貼っています。ERIS シリーズではプラスチック足をネジ止めしています。
更に、基板裏面に気が付かないうちに金属部品などが入り込み回路がショートするのを防ぐために、基板裏面全体に厚さ2 ㎜の透明アクリル板を取り付けています。この基板裏面の透明アクリル板は、回路のショート防止だけでなくプリント基板全体の保護にもなります。

先にご説明したようにERIS シリーズでは、起動時にキャラクター表示LCD に「ERIS シリーズの起動メッセージ」を表示して、キャラクター表示LCD の動作確認を行う機能があります。

海外通販版のマイコンでは、基板上に5V 用3 端子レギュレーターIC を搭載して、AC アダプタにより7.5V から9V の電源を供給する仕様です。
日本国内で利用するERIS シリーズでは、日本では安定した商用電源が利用できる点と、高品質のスイッチング方式のAC アダプタが利用できる点、基板上に消費電力が多いN-MOS LSI を実装しているため消費電流が多くなり3 端子レギュレーターの発熱も多くなる点を考慮して、マイコン基板に直接5V を供給する方式に変更して、発熱が多くなる基板上の3 端子レギュレーターを廃止しました。

3 端子レギュレーターの最大電流は1A であり、最大電流近くを供給する場合はかなり大きな放熱器が必要になりますので、基板内のマイコン回路へ直接5V を供給する方が安心して利用できます。ERIS シリーズ用のAC アダプタは、周辺LSI などを拡張しても継続して利用できるように5V 3A の容量を持つAC アダプタをオプションとしてご用意しました。

ご自身でAC アダプタをご用意される場合は、5V の安定した電圧が得られるスイッチング方式のAC アダプタで、容量1A 以上、出力プラグ形状が、外径:5.5 ㎜、内径:2.1 ㎜、長さ:約9 ㎜、センタープラス(中心電極側がプラス、外側電極側がアース)のAC アダプタをご用意願います。

海外通販版のマイコンでは、英文説明書がPDF ファイルにてダウンロード提供です。ERIS シリーズでは、日本語のマニュアルが附属します。
読みやすい大き目の活字でご用意します。
また、70 年代のマイコン・エバリエーションキット風のバインダーに綴じられたCPU の機能を説明するレファレンスマニュアルをオプションとしてご用意します。

また、ERIS シリーズの発売に合わせて70 年代に技術系出版社から出版されたマイコンCPU の解説書を出版社のご協力をいただき復刊します。
各マイコンCPU のアーキテクチャーやハードウェアの詳細、命令体系の解説、アセンブラプログラミングのテクニックをこれらの解説書で学ぶことができます。附属マニュアルだけでは知ることが出来ない貴重な技術解説を読んで「永遠不滅の基礎技術」の理解を深める事ができます。マイコンCPU の解説書の復刊予定は別途ご案内いたします。

弊社からのERIS シリーズの通信販売は、ヤマト運輸の代金引換便を利用できますので安心してご購入いただけます。

ERIS シリーズの販売は、弊社からの通信販売だけでなく、実店舗での店頭販売も行います。
実店舗での店頭販売は、秋葉原の東京ラジオデパート 地下1 階にある「秋葉原エレクトリックパーツ」にて行います。既に「ERIS 6800」のデモ機を展示していますので店頭で実機をご覧いただけます。店頭で実物をじっくり見て実際に操作して購入を検討することができます。

「秋葉原エレクトリックパーツ」は、70 年代の8bit マイコン自作時代に、当時貴重だったフルキーボードの中古品や、SEIKO の小型プリンター「EP-101」の中古品などを多数販売していました。「エレパのおばさんの店」として多くのマイコン自作派が利用した「秋葉原エレクトリックパーツ」は、CP/M マシン自作時代、アナログシンセ自作時代には基板キット(WAVE KIT)なども販売しました。このような歴史がある「秋葉原エレクトリックパーツ」は、8bit マイコンを販売するお店として一番適していると考えています。
「秋葉原エレクトリックパーツ」 (秋葉原 東京ラジオデパート 地下1 階) http://www.akiele.com/

海外通販版のマイコンボード製品を希望される方は、今後もeBay にて日本から直接注文・購入が可能です。海外通販版のマイコンボード製品には弊社による保証・サポートはありません。

Legacy8080のご説明とご注文はこちらから

Legacy8080 メディア掲載のお知らせ

日経ソフトウェア 日経BP 社の「日経ソフトウエア」10月号(8月23日発売)の第3特集でLegacy8080 が紹介されていますのでお知らせいたします。
「日経ソフトウエア」は日経BP の雑誌では珍しく書店売りの雑誌で、昔のパソコン誌のようなホビーユーザーも対象としたプログラミング関係の技術雑誌です。10月号でLegacy8080 が紹介されている記事タイトルは「Altair 互換機で学ぶプログラミングの原点」です。
Legacy8080 のフロントパネルから数ステップのプログラムを入力してプログラム出力LED を操作するプログラム例を紹介しています。
同じ特集内の「なつかしパソコン大集合」の記事では技術少年出版のマイコン博物館準備室のマイコンも数台紹介されています。
この記事で掲載されている初代AppleⅡはNHK 趣味講座「マイコン入門」でアメリカ製のマイコンとして番組中で使用されていた実機です。
このNHK 趣味講座「マイコン入門」でAppleⅡを知ってApple コンピュータのファンになった方も多いと思います。
「日経ソフトウエア」10月号では表紙にもLegacy8080 の写真が掲載されています。
日経BP 社 日経ソフトウエア公式サイト 日経ソフトウエア10月号目次
「日経ソフトウエア」は書店で購入いただけます。機会がありましたら是非ご覧ください。
Legacy8080 NEWS  (このNEWSページの内容はニュースリリースです。NEWSページの文書と写真は転載自由です)

新着情報  (アーカイブ:過去分はこちら

2019年06月17日公開 CP/M版MBASIC(BASIC-80)で動作するBASIC言語で書かれたゲームプログラム148本を紹介
Altair8800、IMSAI8080などで動作したAltair BASICで動作するBASIC言語で書かれたゲームプログラムの紹介
詳細は、ユーザー専用サイトのアプリケーションダウンロードページをご覧ください。
2018年12月12日公開 エレクトロニクス系大手出版社のオーム社(大正3年創業)のECサイトにてLegacy8080 プラチナモデルの販売を開始しました。
オーム社ECサイト 「オーム社 ヤフーショップ」では、クレジットカード決済が利用できます。
1回払い・リボ払い・最長20回の分割払いを利用できますので、月々7千円台のお支払でLegacy8080 プラチナモデルを購入できます。
オーム社ECサイト 「オーム社 ヤフーショップ」 https://store.shopping.yahoo.co.jp/y-ohmsha/
2018年10月01日公開 エントリーモデルの販売体制を受注生産から在庫販売へ変更しました。注文後、約1週間で発送できます。
在庫販売への移行を機に、お支払方法を前払いから代品金引き合え払い(代引き)に変更しました。安心購入ができるようになりました。
2018年08月04日公開 Legacy8080 プラチナモデルの在庫販売を開始しました。
IMSAI8080と同じ赤/青カラーの「IMSAI・トリビュート・デザイン・スイッチ」オプションも選択できます。
2018年08月04日公開 Maker Faire Tokyo 2018 (東京ビックサイト)に技術少年出版の展示ブースを出展しました。
Legacy8080シリーズ 新モデル「Legacy8080 プラチナモデル」とIMSAI8080と同じ赤/青カラーのキースイッチ・オプションを発表展示しました。
2018年08月01日公開 エンタープライズモデルの販売体制を受注生産から在庫販売へ変更しました。注文後、約1週間で発送できます。
在庫販売への移行を機に、お支払方法を前払いから代品金引き合え払い(代引き)に変更しました。安心購入ができるようになりました。
2017年08月10日公開 8bit シングルボードマイコン ERISシリーズの構想発表  (マイコン革命40周年記念企画)
MC6802搭載 ERIS 6800、MC6809搭載 ERIS 6809、MC68008搭載 ERIS 68008、MCS6502搭載 ERIS 6502、i8080搭載 ERIS 8080、Z80搭載 ERIS Z80
2016年11月11日公開 Legacy8080 ユーザー紹介ページを公開  Legacy8080ユーザーのマイコンライフを紹介します
(Legacy8080ユーザーへアンケートを行いLegacy8080との出会いから豊かでユニークなマイコンライフを紹介します)
2016年08月25日公開 Legacy8080 システムソフト CPM-VF LSYS102 を提供開始
ユーザー専用ページよりダウンロード願います
2016年07月01日公開 PPI パラレル・インターフェース用LSI MSM82C55A-2 日本語版データシートをLegacy8080ユーザー専用ページに掲載
(内部レジスタの使用方法、各動作モードでの利用方法などが日本語で詳しく説明されています。従来の英語版データシートより良く分かります)
2016年06月21日公開 Legacy8080セミキット組立てマニュアル「エントリーモデルの組立て方」をWEB公開
(セミキット組立て説明には完成品購入者にも役立つセットアップ情報やメンテナンス情報が含まれています)
2015年05月26日公開 CP/MユーザーズグループのPDS、フリーウェア、シェアウェア等24,400ファイルの一括ダウンロード方法を掲載
(Legacy8080ユーザー専用ページにてCP/Mユーザーグループ関連ファイルをダウンロードする方法を掲載しました)
2014年10月21日公開 Legacy8080セミキット組立てマニュアル「エンタープライズモデルの組立て方」をWEB公開
(セミキット組立て説明には完成品購入者にも役立つセットアップ情報やメンテナンス情報が含まれています)

プレスリリース  (アーカイブ:過去分はこちら

2014年08月28日発表 「小型低価格モデル Legacy8080エントリーモデルを発売」(PDF:213Kbyte)
2017年10月14日更新 株式会社 技術少年出版 会社概要
2017年10月14日更新 通信販売(特定商取引)に関するお知らせ

Legacy8080情報 一般公開ページ  Legacy8080ユーザーと購入を検討されている方向けの公開情報

・Legacy8080各種説明書 (Legacy8080の説明書で一般公開できる情報を提供いたします)
・CP/M互換OS 「CP/M-VF」上での動作検証レポート (CP/M-80用に開発された優秀ソフトの動作検証レポート)
・Legacy8080 NEWS アーカイブ  (過去に発表したLegacy8080 NEWSを公開します)
・プレスリリース アーカイブ  (過去に発表したプレスリリースを公開します)

Legacy8080ユーザー専用ページ  (ユーザー専用ページの閲覧にはID パスワードが必要です)

Legacy8080ユーザーページでは以下の情報を提供しています。
・Legacy8080システムソフトウェアのダウンロード(CP/M-VF,LSYS最新バージョン)
・アプリケーションソフトのダウンロード(8080/Z80アセンブラ開発ツール,STARTREKゲーム)
・CP/M用ソフトダウンロードサイト紹介リンク(BASIC-80,MACRO-80,FORTRAN-80,COBOL-80、CP/Mユーザーグループのライブラリ等)
   (CP/Mユーザーズグループのパブリックドメインソフト、フリーウェア、シェアウェア、ドキュメント等24,400ファイルの一括ダウンロード方法を掲載しています)
・Legacy8080マニュアル、データシートのダウンロード提供

8bitマイクロコンピュータ Legacy8080好評発売中

技術少年出版ではミニコンスタイルのLegacy8080エンタープライズモデル、学習・実験向けのLegacy8080エデュケーションモデル、ユーザーと共に人生を歩む暮らしの中にあるマイコンLegacy8080エレガントモデル、小型で低価格なLegacy8080エントリーモデルを好評発売中です。

Legacy8080の発売の詳しい説明や注文方法は、「Legacy8080 のご説明とご注文はこちらから」をご覧願います。

Legacy8080エンタープライズモデル Legacy8080エンタープライズモデル

Legacy8080エンタープライズモデル。ミニコンスタイルのコンソールパネルを装備しています。EIA3Uサイズのラックマウントケースを採用しています。両脇にあるラックマウントブラケットはオプションです。無料オプションとして天板の色を「ライトグレー」、「ブルーグレー」、「ブルーメタリック」の3色から選択できます。リアパネルにはインターフェース基板を実装できるプラグインシャーシを2組取り付けできます。ラックマウントブラケットはオプションです。(写真は販売モデル)

Legacy8080プラチナモデル Legacy8080プラチナモデル

Legacy8080 プラチナモデル。ケース部分の加工を今までの1台ずつの手作りではなく量産体制による製造を行い、ケース部分をコストダウンしてお求めし易い価格を実現しました。フロントパネルとリアパネルの加工は工作機械による打ち抜き加工です。フロントパネルとリアパネルの印刷は、特殊なインクジェット印刷です。天板に製造コストがかかる塗装は無く、シルバーアルマイトメッキ仕上げです。内部基板とソフトウェアは完全に同じ物です。白/グレーのキースイッチと、赤色/青色のキースイッチを選択できます。

Legacy8080エデュケーションモデル Legacy8080エデュケーションモデル

Legacy8080エデュケーションモデル。マイコンの内部構造の理解や各種インターフェース実験が行い易い学習利用向けのモデルです。マイコンメイン基板をシャーシータイプのケースに格納してミニコンスタイルのフロントパネルを装備したモデルです。シャーシータイプのケースの上面と背面はオープンになっており各種インターフェース実験が行い易い構造です。オプションで透明アクリル天板とリアパネル、ラックマウントブラケット、木製ケースが用意されています。(写真は販売モデル)

Legacy8080エレガントモデル Legacy8080エレガントモデル

「Legacy8080エレガントモデル。暮らしの中にあるマイコン」を目指してケース外枠に高級木材「ウォールナット」(くるみ材)による木製ケースを装備したモデルです。艶のある美しい木目のLegacy8080エレガントモデルはリビングルームや書斎にも似合います。Legacy8080の設計目標寿命は40年です。ユーザーと共に人生を歩むことを目的としています。「ウォールナット」製のケースが作り出す豊かな空間は使う人の人生とともに歴史を重ねます。傷さえ味になりいつしか思いでに変わる木製ケースは経年変化を楽しむゆとりを生みます。エレガントモデルの木製ケースは天然木材を利用して一台ごとにオーダー家具専門工房にて手作りしてお届けします。(写真は販売モデル)

Legacy8080エントリーモデル Legacy8080エントリーモデル

Legacy8080エントリーモデル。ラックマウントサイズを採用した従来モデルより小型化・低価格化した入門用モデルです。Legacy8080エントリーモデルは従来モデルと同じメインボードと、同じシステムソフトウェアを搭載していますので、従来モデルと完全な互換性があります。従来モデルの特徴であったミニコンスタイルのコンソールパネルのみが省略されています。Legacy8080エントリーモデルではミニコンスタイルのコンソールパネルが省略された代わりにCP/M制御系のスイッチとしてSYSTEM RESETとCPU RESETが装備されCP/M互換OSのリブートに対応しています。Legacy8080エントリーモデルは、換装キットを追加購入いただくことで上位モデルに換装することができます。換装後のエントリーモデルの空きケースはインターフェースボードを収納する「拡張ボックス」として活用できる設計になっているので無駄がありません。(写真は販売モデル)

8bitマイクロコンピュータ Legacy8080とは

・8bit マイコンの豊かで楽しい世界を提供します。

64bit CPU を搭載した高速大容量なPC が広く普及する2014 年に8bit マイコンを発売する理由は、8bit マイコンのアーキテクチャーやプログラミングの理解、周辺機器の自作はとても簡単で、8bit マイコンを使いこなすことでコンピュータ工学の基礎知識や技術力が楽しく身に付くからです。必ずしもスペックが高ければ楽しくなるということでは無いからです。システムの全てを簡単に見渡せる8bit マイコンの豊かで楽しい世界があなたを待っています。

・伝説のマイコンでコンピュータの真髄に触れることができます。

Legacy8080は1975年に発売された伝説のマイコン「Altair8800」、「IMSAI8080」の互換機です。マイクロソフト社やアップル社が生まれたきっかけになった歴史的マイコンを21世紀に動かすことができます。70年代のミニコンの流れをくむコンソールパネルを装備しているのでコンピュータがビットの世界で動いているのを自分の目で確かめて、マシン語を1命令づつ動かしてコンピュータの真髄に触れることができます。

・遊園地のように遊べる仕掛けがたくさんあります。

Legacy8080 は8bit マイコンですからCPU の構造や命令体系もシンプルです。データバスが8bit なので周辺機器の自作や自作機器との接続も難易度が低いです。自分で全てを操ることができるハードとソフトで思いっきり遊ぶことができます。コンピュータ工学を楽しく学習できるように1977 年当時のS-100 バス基板84枚分の機能を1枚の基板に実装しています。Legacy8080 の中にたくさんの機能やインターフェースを「遊園地」のようにに山盛りで詰め込んでいます。

・偉大な先駆者が創った歴史的ソフトウェアが動きます。

Legacy8080は8080/Z80 上位互換CPU の搭載とCP/M 互換OS の搭載により、偉大な先駆者達が残した著名なプログラムを動かすことができます。BASIC インタプリタやコンパイラ、Cコンパイラ、FORTRAN、COBOL、PL/I、PASCAL、マクロアセンブラ、TINY BASIC などを体験して中身を分析したり改造したりして学習することができます。OSやコンパイラの動きや中身を理解するには最小構成で理解するのが早道です。

・突破力のある技術者を養成するのに適した環境です。

現在の技術者は、普及したOS と整備された開発ツールや、ブラックボックス化した環境の上でアプリを開発しています。それらの技術者の中で自分が作ったプログラムがどのような仕組みで動いているのか理解している方は少ないと言われています。何も無い環境でシステム作りからスタートできる8bit マイコンLegacy8080の環境は、新しいOS や新しいCPU、人工知能などを開発できる腕利きの技術者、突破力のある技術者を児童期や少年期から養成するのに適した環境です。

・10万倍の進化がもたらしたもの

70年代の8bitマイコンと現在のPCを比べるとメモリ容量は10万倍以上、CPUの処理能力も10万倍以上に進化しています。現在のPCではHD映像のエンコード/デコードでも快速で行える処理能力がありますがコンピュータとしての「賢さ」の進歩は驚くほど少ないです。現在のPCしか使ったことが無いユーザーはスペックの比率から8bitマイコンの能力をカタツムリ以下と想像しますが、実は「賢さ」の違いは10万倍ではなく体感的には50倍程度です。アラン・ケイ氏は、「1970年代のパーソナルコンピュータに対して現代のパーソナルコンピュータの性能向上はわずか50倍程度でしかない。」と述べています。10万分の1のリソースで賢い動きをする8bitマイコンを体験することで、現代のPCが「ムーアの法則」で10万倍に進化したハードウェアリソースの殆どを浪費している事実に気が付きます。これは進化の方向性が明らかに間違っていたことを示しています。8bitマイコンLegacy8080は、新しい進歩の方向が必要であることに気が付くきっかけを与えてくれます。

新しい進歩の方向を見つけることが出来た技術者は次のイノベーションの勝者になるでしょう。

【10万倍の進化の内訳】
メモリ容量は、64Kbyteから8Gbyteになり131,072倍に増大した。更にメモリのアクセス速度は500倍から1000倍に高速化した。
CPUの処理能力は、8bitシングルCPU1MHzから64bitクワッドコア3GHzになり単純比較で96,000倍に増大した。
更に処理アーキテクチャの改善、浮動小数点演算機能の搭載、キャッシュメモリの搭載でCPUの処理能力は更に数十倍から数百倍に向上した。

マイコン革命はここから始まった。Back to the 1975

写真

写真左下:シアトル州ワシントンにあるレイクサイドスクール(中学・高校)に開設されたコンピュータルームでテレタイプを通じてミニコンピュータでプログラミングを行う15歳のポール・アレン氏とそばに立ってプログラミング操作を見つめる13歳のビル・ゲイツ氏。(1969年頃の撮影)2人は他の授業をサボったり泊り込んだりしてプログラミングに熱中しました。1970年に中学生と高校生の2人はソフト会社トラフォデータ社を設立してミニコン用のソフトウエアの開発と販売を開始しました。

写真左上:1975年1月に発表されたMITS社の世界初のマイクロコンピュータキット ALTAIR8800
MITS社は電卓のキットなどを販売していた会社でしたが電卓の低価格化で電卓キットの売り上げが低迷して会社の存続が難しい状況でした。
MITS社の社長であるエド・ロバーツ氏は起死回生の商品として出荷を始めたインテル社の8bitマイクロコンピュータi8080を搭載したマイクロコンピュータキット ALTAIR8800を商品化しました。
起死回生を狙った思惑は大当たりして、400台の販売目標に対して、発表後3週間で4000台以上の注文が殺到しました。
桁違いの大量注文により弱小企業だったMITS社は大混乱になり、出荷の遅れによるキャンセルが発生して実際に販売できたのは2000台程度でした。
電卓キットを設計していた技術者がALTAIR8800の設計を担当したのでコンピュータとしての信頼性に問題があり、運良く購入できたユーザーの不満が爆発しました。

写真下中央:米国の電子技術者や電子工作マニアに人気があったポピュラーエレクトロニクス誌1975年1月号
この1月号にMITS社の世界初のマイクロコンピュータキット ALTAIR8800が紹介されてコンピュータに興味を持っていた方から大量の注文がMITS社に集まりました。
表紙にALTAIR8800の写真がありますが、当時1台しかなかったALTAIR8800の試作品が輸送途中で紛失したので急遽作られたモックアップで中身は空でした。そのため実際のALTAIR8800とはデザインが異なります。
当時発表されたばかりのインテル社の8bitマイクロコンピュータi8080の可能性に着目していたコンピュータマニアは多く、このポピュラーエレクトロニクス誌1975年1月号に掲載されたALTAIR8800の紹介記事は衝撃的でした。この記事が米国のマイコン革命の起爆剤となりました。
1975年1月ボストンのケンブリッジにある書店でこの1975年1月号を手にしたポール・アレン氏はついにマイコン時代が来たと感じて近くのビル・ゲイツ氏の学生寮まで走ってこの大ニュースを伝えました。
2人はマイコンの誕生に大興奮するとともにこのマイコン用にBASICのプログラムを誰よりも早く提供してソフトウエアの主導権を取ることを誓いました。2人はMITS社のエド・ロバーツ社長に電話をかけてBASICの提供を申し入れました。そして2人は大学を中退してマイクロソフト社を設立します。

写真右上:IMS Associates社が1976年に発売したALTAIR8800互換マイコン IMSAI8080。
ALTAIR8800の問題点を改善して実用になるマイコンとしてマニアやビジネスユーザーから強く支持されました。
その後ALTAIR8800互換マイコンは多くのメーカーから発売されてマイコン市場は急速に拡大しました。
ゲーリー・キルダール氏が開発した8080用オペレーティングシステム「CP/M」の有用性に着目して最初に採用したのもIMS Associates社のIMSAI8080でした。CP/Mの登場で異なるメーカーのマイコンでも同じソフトウエアを走らすことができるようになりソフトウエア市場が拡大しました。マイクロソフト社のBASICは業界標準としてベストセラーとなりました。

写真右下:懐かしそうにALTAIR8800を操作しながらマイクロソフト社設立の経緯を話すビル・ゲイツ氏。(1994年撮影)
ALTAIR8800の上に在るのはポピュラーエレクトロニクス誌1975年1月号です。
ALTAIR8800とポピュラーエレクトロニクス誌1975年1月号がビル・ゲイツ氏の人生の原点となりました。

小学生・中学生・高校生・大学生のみなさんへ。
Legacy8080であなたの素晴らしい技術者人生をスタートしてみませんか。あなたが50歳台になり充実した技術者人生を振り返るときに技術者人生の原点となったLegacy8080があなたのお手元にあることを想像してLegacy8080の開発プロジェクトはスタートしました。

学習用8bitマイクロコンピュータ Legacy8080 開発の目的

Legacy8080開発の目的は、今の小中学生がLegacy8080を作りプログラムすることによりコンピューターを原理から学び、将来ビル・ゲイツ級の腕利き技術者に育つことを狙っています。
技術少年出版ではスマートフォンのアプリ開発レベルではなく、次世代のOSやCPUの開発、人工知能の開発が出来るレベルの腕利き技術者を育てるにはコンピュータアーキテクチャやアセンブラを小中学生から体験するのが必要であると考えています。

F1ドライバーや、世界トップレベルのサッカー選手、ピアニスト、フィギュアスケーターは3~4歳からその体験をスタートさせます。
技術少年出版ではコンピュータ分野でも年少のころからの体験が重要と考えています。
大人になってからスポーツカーに乗ってもF1ドライバーにはなれません。3~4歳から「カート」(kids kart・Racing Kart)に乗って経験を積んだ一部のドライバーがF1ドライバーの頂点 に立てます。
しかし現在のコンピュータ分野では自動車の「カート」に相当するシンプルな入門機材がありません。
そこで技術少年出版ではコンピュータアーキテクチャーを子供でも理解できる8bitマイコンを自動車の「カート」のような入門機として提供することにしました。

入門用8bitマイコンと言ってもコンピュータ工学(Computer Engineering)からコンピュータ科学(Computer Science)まで学ぶことができる高度なソフトウエアが揃っています。
コンピュータアーキテクチャを基礎から学べるようにCPUの内部構造の学習からアセンブラプログラミングの体験ができます。
コンピュータサイエンスが学べるようにBASIC、C、FORTRAN、COBOL、PASCAL、LISP、 PL/I、APL、ALGOL、Prolog、FORTHなどの貴重で高度なソフト資産を体験できます。
Legacy8080では、電子工作を体験できるように色々な種類のインターフェイスがユーザーに開放されていますのでエレクトロニクス分野の基礎技術も体験して学ぶことができます。

Legacy8080のオペレーティングシステムとして、1977年から80年代前半まで8bitマイコンの主流OSだったCP/M-80と互換性のあるオペレーティングシステムをオリジナルで開発しました。
Legacy8080のフロントパネルには、1970年代のミニコンと同様のコンソールパネルがあり、アドレスバス、データバスの状況を表示したり直接メモリの内容を読んだり書いたりできます。
Legacy8080のフロントパネルでノイマン型コンピュータとは何かということを基礎から学べるようになっています。

Legacy8080の開発理由は次の世代の子供たちに独自の能力を身に付けていただきたいと考えたためです。
今の大学生が就職活動で50社に応募したが全て断られて絶望したという報道に大変悲しくなりました。
みんな同じで平等に育てられても社会に出ると必要とされる人材と必要とされない人材に分かれます。
必要とされる人材になるためにはみんなと異なる独自の能力が必要です。

世界で通用して一生飯が食える能力には技術分野が一番取得しやすい能力です。
スポーツ分野で世界のトップを目指すには高い運動能力が必要です。
芸術分野で世界のトップを目指すには生まれ持った才能が必要です。
技術分野で世界のトップを目指すには高い運動能力も生まれ持った才能も要りません。
小中学生時代に集中して技術の体験ができれば、熱意と集中力で未来が開けます。
13歳で初めてコンピュータプログラミングを体験したビル・ゲイツ氏は勉強そっちのけで中学校のコンピュータルームに入り浸ってプログラミングに没頭しました。
技術分野で成功した方は海外でも日本でも同じような没頭体験をしています。この熱意と集中力が彼らを成功に導きました。
しかし、現在の日本の子供たちがアニメやゲーム、アイドル、スマートフォンに没入しているのは大変残念です。

世界で通用するトップレベルの技術者になるには小中学生からコンピュータ工学を学ぶのが一番の近道です。
しかし、コンピュータ工学を基礎から学べる適切な入門機がありませんでした。
そこで企画したので小中学生からコンピュータ工学を学べる8bitマイコン Legacy8080でした。
38年前に8bitマイコンに飛びついて没入した小中高生や大学生が今のIT業界で活躍しています。
これと同じことをもう一度行いたいと考えました。結果が出るのは10年後から20年後ですが成果が楽しみです。

このマイコンの名称である「Legacy8080」に込めた意味は、「偉大な先人の財産を受け継いで自己発展する」という願いです。 Legacyには遺産や財産の意味があります。CP/M-80上で動くソフトには偉大な先人が開発した光り輝くソフトが多数あります。それらの高度なソフトは今でも学べるノウハウの宝庫です。
8080はマイコン革命を起こしたCPUの記念すべき名称でもあり、走れ走れの意味もあります。
次の時代を担う若い世代が偉大な先人のように時代を疾走する技術者に育って欲しいという願いを込めて「Legacy8080」と命名しました。

小中学生から高校大学生の若い世代にLegacy8080でエレクトロニクス技術やコンピュータ工学からコンピュータ科学を体験いただき、熱意と集中力で未来を開き、将来引っ張りだこになる人材「必要とされる自分」になっていただくことを願っています。


「Maker Faire Tokyo 2013」 出展報告

■ 日時:2013年11月3日(日)12:00~17:00、4日(月・祝)10:00~17:00
■ 会場:日本科学未来館(http://www.miraikan.jst.go.jp/)東京都江東区青海2-3-6
      タイム24ビル(http://www.tokyo-bigsight.co.jp/time/)東京都江東区青海2-4-32
■ 「Maker Faire Tokyo 2013」公式サイト(http://makezine.jp/event/mft2013/program/
■ 出展者数:約300組
■ 主催:株式会社オライリー・ジャパン
■ 共催:日本科学未来館、臨海副都心まちづくり協議会、東京臨海副都心グループ、ほか

以下は「Maker Faire Tokyo 2013」のご説明です。
今回は自社展示の運用で手一杯のため他の展示を全く見ることができませんでした。
他の展示についてはご報告できませんことをご理解願います。

初日(11月3日 日曜日)の展示時間終了後の写真です。

写真01
初日(11月3日 日曜日)の展示時間終了後の写真です。
展示時間中はこの広い通路が来場者で溢れるぐらいの混雑で写真を撮影する余裕がありませんでした。
スタッフが終了時間を過ぎたので速やかに退場するようハンドマイクで呼びかけていますが展示時間終了後も出展者に熱心に質問している来場者も居ます。
入り口付近から展示会場中央の奥を眺めたアングルです。

中央通路をさらに展示会場の奥に進んだ位置からの写真です。

写真02
中央通路をさらに展示会場の奥に進んだ位置からの写真です。

さらに中央通路を展示会場の奥に進んだ位置からの写真です。

写真03
さらに中央通路を展示会場の奥に進んだ位置からの写真です。
この正面突き当たり中央が「Legacy8080」を展示している技術少年出版の展示ブースです。

さらに進んだ真正面突き当たり中央のとても良い場所が技術少年出版の展示ブースです。

写真04
さらに進んだ真正面突き当たり中央のとても良い場所が技術少年出版の展示ブースです。
5台の「Legacy8080」が並んでいます。

3台の「Legacy8080」をコンソールパネルを自由に操作できるように展示して来場者に公開しました。

写真05
3台の「Legacy8080」をコンソールパネルを自由に操作できるように展示して来場者に公開しました。
来場者の中にはコンソールパネルのスイッチをパチパチと操作してZ80の機械語でプログラムを入力してOUT FFでコンソールパネルパネルの出力ポートのLEDを点滅させるプログラムを即興でプログラミングした猛者もいました。

展示会場の一番奥にある技術少年出版の場所は落ち着くように少し暗いライティングになっています。

写真06
展示会場の一番奥にある技術少年出版の場所は落ち着くように少し暗いライティングになっています。
コンソールパネルのLEDの輝きがより綺麗に見えるのですが、内部の基板を見ようとすると少し暗いということが初日に解りました。
そこで二日目には、ケース内部を照らす超小型のスポットライトを用意してCPUに刻印してあるZilogのロゴマークや基板の構成がよく見えるようにしました。
かなり良い雰囲気になりました。

展示ブース左側の「Legacy8080」は、「Legacy8080」に実装しているMIDIインターフェイスのデモとしてローランド社製のMIDI音源(SC-88 Pro)を「Legacy8080」のMIDI OUT端子とつないでMIDI演奏デモを行いました。

写真07
展示ブース左側の「Legacy8080」は、「Legacy8080」に実装しているMIDIインターフェイスのデモとしてローランド社製のMIDI音源(SC-88 Pro)を「Legacy8080」のMIDI OUT端子とつないでMIDI演奏デモを行いました。
「Legacy8080」に下に掲示しているのは、日本音楽著作権協会の理事長名義で発行された音楽演奏許可書です。
この許可があれば聴衆に対して合法的にメジャー音楽を演奏して提供できます。
デモとして演奏した曲は、オリジナルTV版「宇宙大作戦 スタートレック」のテーマ曲と、「謎の円盤 UFO」のオープニング曲です。
来場者からは、「懐かしい・・・」、「マイコンにぴったりの曲だ」、「最高の選曲だ」という感想をいただきました。

展示ブース右側の「Legacy8080」はCP/M互換OS上でMBASICを動かして「STARTREK」のデモを行いました。

写真08
展示ブース右側の「Legacy8080」はCP/M互換OS上でMBASICを動かして「STARTREK」のデモを行いました。
STARTREKのデモをコンソール用のノートPCの画面だけでなく、大型モニターの画面を利用して来場者にデモを行いました。
日本のマイコンマニアだけでなく欧米からの来場者からも「懐かしい・・・」、「昔プレイしていた・・・」という感想をいただきました。
「Legacy8080」の下にあるセントロニクスプリンタでSTARTREKのBASICプログラムを印字するデモを行いました。
ドットインパクト式のセントロニクスプリンタが現在も現役として販売されているのを見て感激している来場者もいらっしゃいました。

二日目午後には来場者の混雑も緩和されて子供連れの来場者が多くなりました。

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二日目午後には来場者の混雑も緩和されて子供連れの来場者が多くなりました。
「Legacy8080」の綺麗に点滅するLEDとずらり並んだスイッチに子供たちは引き寄せられます。
70年代のマイコン少年のような真剣な眼差しでコンソールパネルを操作しています。

フロントパネルを軽やかな指さばきで操作する3歳の少女。

写真10
フロントパネルを軽やかな指さばきで操作する3歳の少女。
名演奏家がピアノを弾くような流れるような指さばきに周りの大人もビックリしていました。
端から順番にスイッチをONにしたり、左右対象にONにしたり、色々考えながら操作していました。
凄い集中力で長時間操作しています。将来有望です。

参考展示としてIMSAI8080と紙テープパンチャー/リーダーも展示しました。

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参考展示としてIMSAI8080と紙テープパンチャー/リーダーも展示しました。
「写真では見たことがあるがIMSAI8080の本物は初めて見た。感動した。」とい声が多くありました。
S-100バスの知識がある方は、IMSAI8080のS-100バスのスロットがボードで全て埋まっている事に驚いていました。
このIMSAI8080には8Kbyteのメモリーボードが8枚で合計64Kbyteが実装されています。
その他パラレル、シリアル、FDD、AD、DAなどのインターフェイスカードが実装されています。
横に置いてる紙テープパンチャーでパンチした紙テープを50歳台と思われる男性のプレゼントするとみなさん大変喜ばれて殆どの方が「東京湾に怪獣出現!」というお約束の台詞を言われます。

「Maker Faire Tokyo 2013」が無事終了した後の撤収時の写真です。

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「Maker Faire Tokyo 2013」が無事終了した後の撤収時の写真です。
「Legacy8080」は、EIAラック3Uサイズという業界標準規格のケースなのでこような既成のキャンリングラックを利用することができます。
右側のはショルダーバッグスタイルです。
すべて背面が開くので、「Legacy8080」を取り出さなくてもそのままでケーブルを接続して運用できます。

「Legacy8080」のラックマウントブラケットをキャンリングラックにネジ止めすることでしっかりと固定できます。

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「Legacy8080」のラックマウントブラケットをキャンリングラックにネジ止めすることでしっかりと固定できます。

キャンリングラックには丈夫なカバーを取り付けできます。

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キャンリングラックには丈夫なカバーを取り付けできます。
同じ規格のキャリングラックは積み重ねてスタッキング運用できます。
このようなヘビーユースなキャリングラックがネット通販で1個 8,500円で購入できるのも「Legacy8080」が業界標準のケース規格を採用しているメリットです。

ご質問、ご意見等がありましたら以下のメールアドレスまでEメールをお送り願います。

株式会社 技術少年出版